THE Farmer'sは三重県で堆肥の研究に取り組んでいる橋本先生の教えによる堆肥作りを実践しています。

橋本先生とは、堆肥・育土研究所の所長及び有機農業者であり、三重県津市白山町川口にて堆肥づくりや育苗、おいしい野菜づくりや農業研修生を受け入れています。

堆肥メインの講師として日本国内に限らず、ボリビア・フィリピン・パラオ国等海外でも活動されています。

現在、有機花・堆肥の製造販売、三重県農業大学校講師、日本農業経営大学校講師、NPO有機農業参入促進協議会理 事をされております。

THE Farmer's(ファーマーズ)が2021年の夏、橋本先生から学んだことをレポートします。

基礎の床材作りから教わりました。熱をあげやすい完熟動物性堆肥の場合、完成までに3〜5年かかると言われておりますが、橋本先生が研究している完熟植物性堆肥は、ヌカ・籾殻(もみがら)・落ち葉・壁土・水の調整と堆肥内の温度(80度以上)の熱をあげることにより、短期間でバランスの良い質量で完熟した植物性堆肥が完成します。

ここでポイントとなるのが、堆肥に含まれる水分量となります。堆肥が腐敗しないように発酵することがとても重要です。

何度も何度も切り返し混ぜ作業をします。

ただ混ぜるのではなく、橋本先生に堆肥内の温度や仕上がりをチェックしてもらいようやく完成となります。

完熟した植物性堆肥は綺麗な色をしてとても良い臭いがします。臭みがありません。

私達が学んだ堆肥は良質な菌の力で悪い菌を無くし、作物が病気になりにくく豊富な微生物のおかげで土は柔らかくフカフカになりますし、植物の根が張りやすく水分栄養の吸収率も良くなり、少量の有機肥料で十分に栄養を取る事が出来ます。

橋本先生の教えは、必要な分だけ栄養素を作物にあたえるだけで美味しい野菜や果物が育つということでした。

過剰に作物に栄養を与える事ではありません。

世の中は物にあふれています。少しの量で事が足りるかもしれません。

例えば、お店で売っている有機肥料は便利です。しかし、作るにも梱包するにも配送するにも大量のエネルギーを消費します。 自然に対し過剰な栄養を撒くことが、もしかしたら環境破壊に繋がりかねないと考えます。

THE Farmer's(ファーマーズ)は今後も橋本先生の所で、多くの大切な事を学んでいきたいと考えています。